日本に本帰国してどうですか?日本の公立小学校に入学して

しばらくぶりの投稿になりましたが
本帰国して1年が経ちました。
まだまだバンコクについて書きたいことが
たくさんあったのに余裕がなさすぎて
書ききれず現在に至ります。
ボチボチ、後出し記事を書いていきたいと
思います。

さて、本帰国して丸1年が経ちました。

本帰国した時は長男小4、次男幼稚園年長
だったのですが長男は小5、次男は小学校に
入学し1年生になりました!

長男は小3までタイのインターナショナルスクール に
通っていましたが小4から日本の公立小学校に
通っています。

公立なので様々なバックグラウンドにある家庭
が混在していると思いますがそ熱心な親が多い区域で
外国人でも浮かないエリアに住んでいます。
転校生や外国人が珍しくなく
人生のほとんどをタイで過ごしてきた
長男が浮かない、というところは本当に
ありがたいですね。

教育に力を注ぐミドルクラスの
転勤族が割と多く住んでいるのでなじみ
やすい環境といえるでしょう。

住むエリアで、親御さんや生徒の雰囲気が
変わってくるので結構大切です!
住む場所はよく考えましょー。

前置きが長くなりましたが
日本の公立小学校に戻って
驚いたこと(違和感を感じたこと)
一方で良かったなと思うことを
あげてみたいと思います。

 

日本の公立の小学校で驚いたこと・違和感を感じたこと

 

全てのお知らせが紙だ

 

アプリもあって緊急かつ部分的にはアプリでお知らせ
しますが、基本的にはほとんどのお知らせが
紙ベースです。

ランドセル の中に持ち帰る紙のプリントや
連絡帳をしっかりと見なければ情報がわかりません。
そこは昔の日本と変わってませんよね。

全てアプリでお知らせしていた
インターとの大きな違いです。

長男はズボラでプリントを全然出さないので
細かいスケジュールを把握しておらず、
本帰国後いきなりはじめての遠足の日に
お弁当を忘れていくという失態をおかしました。。
そのときどうしたのかというと
先生にコンビニでお弁当を買ってもらい、
料金は後で支払いました・・・・。
プリントをしっかり見る習慣をつけましょう。

昔のような連絡網など他の親の連絡先がわかる
資料もありませんし、ライングループなども
存在しません。

長男はたまたまお友達ができて
そのお友達の優しいお母さんが教えてくれたので
助かりました。

ママ友、1人、2人は作っておくほうがいいと
思います。

 

買わなくてはいけない備品が多い!

 

体操服、防災頭巾、水着、裁縫道具、習字セット
絵具セット。4年で帰国した長男ですら
かなりの備品を買いました。

そんなんは補助金などありません。自分で買います。
公立小学校でも備品に関する出費はそれなりにありますので
経済的に厳しいご家庭のお子さんはつらいかもしれないなと
ふと思いました。

備品の中でも体操服は本当によく使います。
運動会の前なんか、ほぼ毎日体操服で
学校に行きますからね。
高学年になると何もない日まで体操服
で来る子もいて制服みたいになってます。

体操服リユースデー という、中古の体操服を
先着順にて無料でもらえる日もありますが各家庭
上下どちらか1つのみ!

そのためまずは最初に上下2セットを
新品で買いました。
上下2着で1万円近く支払ったと思います。

水着などは紺色か黒であれば指定のものでなくても
良いので手持ちので済ませました。

 

勉強は基本のみ

 

学校の勉強は基本のみです。
それはどのエリアでも同じで、
塾に行かせているお子さんが多い
エリアかそうでないか、で差がついてきます。

習い事や塾に行っているお子さんが
多いエリアは学力が高い、それだけのことで
塾に行かなくても高い水準の
学びを提供している公立はないようですね。

うちのエリアはいわゆるやんちゃ系の
親はほとんどおらず、熱心でまじめそうな
方を多く見かけるので、水準が他の公立と比べて
まあまあ高いのもそういうことなのかなと思います。

 

先生によってやり方が全然違う

 

先生によって勉強の進め方が全然違っていて
基本的なガイドラインはあるものの
先生が独自のやり方で指導している
ようです。

他のクラスのママ友の話を聞くと
宿題が比較的多いクラス
毎日少しずつ出すクラス
1週間分の宿題を月曜にまとめて
出し、金曜日にまとめて提出するクラス

など宿題の出し方も先生によって
違っていてやり方は人それぞれ。

先生の指名などはできないですし
毎年先生の出入りもありますから
このあたりは運ですね。

日本の公立小学校の良いところ

 

同世代のお友達と公園で遊べる

子供には子供しかない感性がある。
子供なら子供と楽しく思い切り遊んでほしい。
これは切に願う部分です。

日本では親がお膳立てしなくとも公園に地域の子が
集まって遊べるところが
本当に良いですね!

プレイデートなど
設定しなくとも勝手に待ち合わせしたり
お友達の家に行って遊んでます。

様々なバックグラウンドの子供達と出会える

インターナショナルスクールは授業料が高額です。
タイでもインターに入れるのは当然裕福な子供で、
聞くとタイ人に至っては、大抵親が経営者です。
サラリーマンのお給料ではとても入れられません。

ちなみに長男のタイ人のお友達のパパは
あえて企業に入りサラリーマンをやっているけど
実家が超お金持ちの資産家でした。

そして基本的には健常者しかいません。
障害を持つ子供を積極的にとるインターも
ありますが、少数派だと思います。

裕福な健常者しかいない環境で例えば
小中高と12年くらい過ごしたら、
井の中の蛙で世間知らずな人間になりそう
じゃないですか?

自分よりずっと裕福で何でもできる優秀なお友達ばかり。
それはそれで良いところもあるのですが
お金があるのが当たり前・・
人の気持ちがわからない傲慢さも出てくるのでは・・
そこは本当に怖いなと思ってました。

一方日本の公立小学校は様々な経済状況の方がいますし
障害を持つ生徒も各学年に数人は必ずいます。
そういった多様性を学べるのは
日本の公立小学校に途中から入学でき
良かったなと思っている部分です。

うちの子供達のそれぞれのクラスにも何らかの
障害を持つクラスメートがいます。

そのことについてそれとなく聞くと
長男、次男ともに障害がある子について
発達が遅いけど頑張ってるんだ、
というようなことをさらっと
言っていて、偏見など一切持っていないと
知り嬉しく思いました。

行事とママ友つきあいはあっさりと

良い点でもないかもしれませんが
行事は総じてあっさりとしていて
物足りなくもありますが
親の負担が少ないのは事実です。

今の時代はマラソン大会はありませんし、
運動会もあっさり、学年ごとの入れ替え制で行うため
2時間くらいで終わります。

学芸会はなく、音楽会のみです。
昔は学芸会も音楽会もあったような
気がしましたが違いましたか?

コロナをきっかけに
泊まりで出かける小5の自然学校
は、4泊5日から、2泊3日に短縮。

ママ友つきあいもあっさり。
子供同士は仲良くてもママとは
行事であったときに軽く世間話を
する程度ですね。

エリアにもよるのでしょうが
働いている方が多いせいか
全てがあっさりとしています。

寂しいけれど時代の流れかもしれません。

日本の給食そして食育は素晴らしい

インターの話になって申し訳ないですが
インターの唯一悪いところはビュッフェで
好きなものを好きなように食べさせていて
食育がめちゃくちゃなところだと私は思って
います。
(野菜とフルーツ全般が苦手で
お肉とパンしか食べられない
という生徒がクラスに何人かいました。)
もちろん全員ではありませんが
ある程度上の学年になっても
偏食な子がいたような。

やはり日本の給食のように野菜も含めた
健康的な食材を用いたバランスの良い同じランチを
クラス全員でいただく学びには大きな意味がありますね。

学校の給食は苦手な食材が食べられるようになる
大きなチャンスです。
お友達が食べているのを見て
自分も食べてみよう、と挑戦したり
苦手だったものが好きになることは
多々あると思います。

気持ちよくおいしく食べる、教育

この点においては
日本がぶっちぎりの世界1位ではないでしょうか。
そこは本当にすごいなと思っています。
食は人間の基本であり人間関係の
大元です。人間の体は食べ物でできて
いますから食べ物より受ける
影響や健康状態も大切です。

子供のときはとりあえず
いろいろ食べられないのは仕方ないですけど
大人になってからあれも食べれない
これも食べれない、と偏食だと
食事を楽しめないし、人間関係や
健康状態にも影響するかもしれません。

子供のときにとりあえず
嫌いでもいろいろな食べ物と出会い
試してみるきっかけがないと
大人になってからも食べられない状態に
なる可能性が高い。

日本の幼稚園、小学校はその点がすばらしいなと
心から思っています。

あたりまえだけど日本語が身に付く

英語を本格的にやってると日本語は衰えます。
うちの長男は9歳までずっとインターで
日本語が第二言語、みたいな生活だったため
本帰国してからものすごく苦労しましたし
今も苦労しています。

英語も日本語も同じレベルで
上達させるのは至難の業。
英語はできるようになりましたが
日本語がすっぽりと抜け落ちたのは
事実です。

もちろんバンコク在住時に何も国語を
学んでいなかったわけでは
ありません。長男はバンコクでも公文の国語や
自習など家でもそれなりには頑張っていました・・
しかし何をどうしても日常的に目に入ることがなく
使わない言語は衰えていくものです。

言語は難しい。

このことについては別の機会にでも書きます。

日本の小学校に行っていると
日本語はしっかり身につきますね。
当たり前だけど。

 

日本の小学校に戻ってきて気づいたことまとめ

♡お知らせのほとんどが紙でアナログである
昔ながらの手書きの連絡帳確認必須!

♡買わなくてはいけない備品がやたらと多い

先生により指導や宿題、方針にバラつきがある
どの先生にあたるかは運次第

ただ板書しているだけの授業が多く
話し合う機会が少な過ぎてつまらないし
先生がまじめなだけでユーモアがない (長男の意見)

♡理科の実験など実践授業が少なすぎる(長男の意見)

行事があっさりしている (良くも悪くも)

最低限の学びしかない (長男の意見)

♡給食が美味しくて栄養バランスが良く食育に良い
そして味も良い (長男の意見)

♡ 多種多様な生き方をしている方、障害を
持つ生徒との交流からの学び

♡友達と公園で自由に遊び交流できる

長男のリアルな意見も参考にしてください・・・

日本は日本の良いところもたくさんあります。
長男は結構不満もあるようですが
お友達がたくさんできて人間関係においては
とても楽しんでいるみたいです。

次男も学校を楽しみにはりきっていて
楽しいみたいですよ。

また1年生の次男のことも書いてみたいと思います。